COLUMN
No.30
最近、「施主支給」として材料や機器だけをお施主さんがどこからか安く仕入れてきたものを、施工するなり、取り付けすることが多くなってきた。
現場を管理する側としても、お施主さん自らが少しでも安く、という思いで「施主支給」されるのはまったく問題ないと思っている。ただ、それには大事にはならないまでも、トラブルが発生する場合がある。
多くの場合「施主支給」として支給される材料などは、当初の工務店の見積りよりも、自分が見つけてきた店や知り合いに頼むと安いから、という理由が多い。
しかし、基本的にはその安さの理由は、「売っておしまい」だから安いのだ。そういう場合送料を安くするために、混載便の運送会社に頼むので到着時間がわからない。取り扱いを注意しないといけないものでも、現場の道路際に勝手に置いてある。そんでもって傷が付いていたりする。メインの機器は届いたが、その現場に合った付属品がない。など。
どうしてもお施主さんを挟んで「売る側」と「作る(取り付ける)側」とのコミニュケーションが取れないので、行き違いが起きるし、責任の所在が曖昧になってトラブルになる。トラブルになって一番困るのは、結局はお施主さんだ。特に水廻り機器などの緊急のメンテナンスが必要になる場合があるものは、多少高くても、工務店に責任の所在を一元化しておいたほうが良い。水周りの機器は、製品単体の不具合なのか、接続部の不具合なのか、複合的な不具合なのかの判定が難しいことも多く、やれ「製品の不具合だ」、「接続工事の問題だ」とかでもめるよりは、「きちんと使えるようにしてください」で済むほうがいいのでは。
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